1 | 2 | 3 | 4 | TOTAL | |
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千保ジャガーズ | 3 | 0 | 0 | 7 | 10 |
清水ケ丘ジャイアンツ | 0 | 0 | 0 | 11 | 11 |
これが野球の怖さ、一度引き込まれてしまうと抜け出せぬ、"清水ケ丘ジャイアンツ"という引力か。
サマーリーグの第3戦。清水ケ丘ジャイアンツに挑戦する機会を得た。
初回、相手ピッチャーの立ち上がりを攻め、ケイタのセンターオーバーのランニングHRも飛び出し3点を先取する。
守っても、暑い中何時にない集中力を保つ守備陣、3回まで3塁を踏ませない堅い守りを見せる。
4回表、変わった相手ピッチャーを攻め立て一挙7点を追加、10-0と大量リードする。
「あの清水ケ丘Gについに勝てる・・・」浮足立つ千保Jベンチ 。
振り帰ってみればこの時が悪夢の始まり。
油断か驕りか、いや、"清水ケ丘G"というその名前、そのユニフォーム、見えないプレッシャーが大きくのしかかってくる。
すっかり呑まれてしまった千保Jベンチ、そしてそれと知らず敏感に感じ取ってしまった選手たち。
一度持っていかれた流れを最後まで食い止めることができなかった。
10点ビハインドでも決して試合を諦めない、ひっくり返すだけの意地をまざまざと見せつける清水ケ丘G。
1アウトも取れぬまま、連打を浴びて11失点、一気に試合を逆転されてしまった。
これが王者清水ケ丘Gか。。。完敗だ。
学童敗者戦につづき一度ならず二度までも。悔しい土壇場での逆転サヨナラ負けだ。
反省会、落ち込む選手一同。
何が足りなかったのか。
選手一人一人の技量、チーム力、決して負けているとは思えなかった。
何よりも相手のスキを突き、10点を奪って試合を優位に進めていたのだ。
相手を追い詰めるだけの力を現時点でも十分に持っている。
この千保ジャガーズというチームは強い。それは相手からも認められているのだ。
では、何が足りなかったのか。
そう、それは「相手が誰であろうと関係ない。必ず勝つ。なんとしても勝つ。」という気持ち、チームのメンバー一人一人の意地なのだ。
悔しい・・・しかし今は前を向こう。実戦を通し、いい経験、勉強をさせてもらったのだ。
きっと、あとで振り返った時に、静かにそして自信を持ってこの日を思い返すことができるだろう。
千保ジャガーズは真に強いチームに成長できたと、それはきっとこの試合を乗り越えてきたからなのだと。。。