123456TOTAL
お三の宮ヤングスターズ0206008
千保ジャガーズ0101125
南区学童秋季大会、終わる・・・

6年生にとって最後の学童大会。

前回、準決勝で清ジャンに敗戦を喫し、敗者復活戦に回った千保ジャガーズ。

3位決定戦進出を賭けた対決はお三の宮ヤングスターズとの再戦となった。

 

前回のお三の宮戦、2安打完封の好投を見せたイツキがこの日の先発。

ところが、負けられないという意識が強すぎるのか、どこか表情が硬い。

初回、フォアボールとエラーが重なり、いきなり1アウト満塁のピンチを迎える。

しかし、ここをピッチャーゴロと三振で凌ぐ。

ピンチを切り抜け攻撃につなげたい初回裏の攻撃。

先頭カズキがヒットで出塁し、一気に勢いをこちらに持ってきたいところ。

しかし相手キャッチャー強肩に盗塁を阻止され、結局この回無得点に終わる。

 

すると2回表お三の宮の攻撃。

つまらせた当たりがレフトライン際への不運なヒットとなる。

1アウト2塁から手堅く送りバントを仕掛けるお三の宮、焦ったピッチャー・イツキ、ファーストへの送球を暴投。どうしても欲しかった先制点をミスにより許してしまう。

更に不運な当たりが続く。フラフラっと上がった当たりがセカンド後方へポトリ。

この回2失点。

その裏の攻撃、相手ミスに乗じてすぐに1点を返す。しかしまだ一点のビハインド。

3回の守りも1アウトを取るもフォアボールとエラーでまたもピンチを招く。

結果、連続三振でピンチを切り抜けるもどうも流れに乗ることができない。我慢の展開となる。

 

4回。ここまでどこか不安定なイツキのピッチング。

やはり落とし穴が待っていた。

1アウトを簡単に取るも続くバッターにまたもフォアボールを許す。リズムに乗ることができない。

するとピッチャーの硬さが伝染したのか、エラーと内野安打で1アウト満塁のピンチを迎える。

焦りが更に野手の体を強張らせる。討ち取ったと見えたスクイズバント、これをエラーで点を奪われてしまうとイツキの血液は沸点へ。

乱調でもうストライクが入らない。暴投と連続四死球でこの回一挙に6点を奪われてしまう。

2−8。試合が決まってしまったか。沈むベンチ。

 

「まだだ、あきらめるな!」と言わんばかりのキャプテン・ケイタ、気合の強振。

左中間へ見事なホームラン!

タクトも実に22試合ぶりのマルチヒットと気を吐く。

しかし、まだ5点差。4回の大量失点が重くのしかかる。

 

その後、3点は返すも試合をひっくり返すまでの底力を見せることができなかった千保ジャガーズ。

5−8で敗戦。3位死守を誓った南区学童秋季大会、ここでグラウンドを去ることとなった。

 

学童大会。惜しくもそこに千保ジャガーズの名を刻むことはできなった。

残念だ。残念だが、この無念は来年以降のチームが晴らしてくれると信じている。頼んだぞ。

 

残る大会、タイトルを狙えるチャンスがまだ多く残っている。

優勝も十分に狙える。"いい思い出"などで終わるな。

6年間なり5年間、これまで継続してこれたのは自分たち自身の力だ。

その力を信じ意地を見せてみろ。恥ずかしいことではない。気持ちを素直にプレーで表現するんだ。

そうすればきっと結果につながるはずだ。ファイト!千保ジャガーズ!!

 

(記: 青柳俊一)