123456TOTAL
千保ジャガーズ0000022
お三の宮ヤングスターズ0000000
やまびこ新人戦 決勝戦進出だ!

やまびこ新人戦の準決勝。今日の相手は、ここ数年多くの大会で要所要所で対戦し、しのぎを削りあっている宿敵お三の宮ヤングスターズ。新チームの現時点での実力を推し測るための試金石となる試合だ…。

 

初回の千保Jの攻撃。二者凡退の後、3番ケイタ(ス)がセンター前へクリーンヒットで出塁すると、続く4番の主砲タクヤがレフトのライン際にライナーを放ちこれがツーベースとなる。二死からの二者連続安打で勢いにのる千保J…、しかし、後続が打ち取られ初回零点に抑え込まれる。

今まで初回に先取点を奪いその勢いで得点を重ねる勝ちパターンであったが、今日の相手はそう簡単には点を取らせてもらえない。

 

しかし、点を与えないのは我ら千保Jも同じことだ。この日も先発の新チームエースのケイタ(ス)は初回、先頭打者を三振に斬って取るとその後も危なげないピッチングで3人で抑える。

 

予想どおり均衡した試合展開となる。

 

2回裏の相手の攻撃、先頭打者が安打で出塁、その後二盗を許し無死二塁のピンチを迎えるが、果敢に三盗を試みるランナーをキャッチータクヤが三塁へストライク送球でタッチアウト。ピンチを防ぐ。

 

3回裏も四球と内野安打などで無死二・三塁のピンチを招くも、スクイズ失敗で飛び出した三塁ランナーをタッチアウト。その後レフトの浅い飛球をケンシンが判断よく好捕し二死となる。続く打者を三振に斬って取り、この絶体絶命のピンチもなんとか乗り越える。

 

さらに4回裏、先頭打者をエラー出塁を許した後四球などで、この回も無死二・三塁のピンチを招くが、ここでもケイタ(ス)が踏ん張り、今度はセンター前の飛球をシュウタロウが好捕し、この回も何とか無失点で抑える。前の回、この回と4年生の外野陣がチームを救う。

 

互いに譲らない、息詰まる投手戦…。打線が抑えられてもケイタ(ス)が我慢のピッチングをすれば、周りが攻守をみせる。守りのリズムは悪くない。このまま踏ん張ればきっと流れがこちらに向くはずだ…。

 

ピンチのあとにチャンスあり…。5回表の千保Jの攻撃。今度は逆に四死球で無死一・二塁のチャンスをつくる。しかし、相手投手も負けじと力投を続け、次打者の投手フライがダブルプレーとなりこの回も抑えられてしまう。

 

5回終了し、0-0 手に汗を握る投手戦。この均衡を破るのはどちらか…

 

そして、6回表の千保Jの攻撃。気合の入る先頭のタクマ。セーフティーバントを試みるとこれが絶妙のバントとなり一塁セーフ。何としても先頭が出塁するぞという気迫の感じられるプレーであった。次打者四球後。続く4番タクヤ。初回に安打を放っているが、ここはチームプレーに徹しこれまた絶妙の送りバントを決める。そして、このチャンスに迎えるバッターは5番ハルキ。

この流れ、僅差での試合となることは明らかだ。緊迫した空気が流れる。ワンボールツーストライクからの4球目、皆の期待を一身に背負い振り抜いた打球はジャストミートしセンター前へ抜ける!二者生還のタイムリーヒットとなり待望の先取点を奪う。新チームで中軸に座りこのやまびこリーグでも成果をだしているハルキがこの緊迫した場面で最高の結果を出した。これでチームに勢いがつく。

その後、後続が抑えられ、最終打者イブキも三振はしたものの14球粘るという勝利への執着心をみせ良い流れのまま最終回の守りへとつないだ。

 

6回裏、この流れにのりケイタ(ス)が危なげなく抑え切りゲームセット。

 

-0 投手戦を制したのは千保Jであった。

 

不安を感じさせることも多々ある新チームであったが、この時期にこれだけの試合ができたのは大きな収穫であり、また個々の自信へとつながるものであろう。エラーも少なく、毎回のように招くピンチも、ピッチャーのケイタ(ス)が踏ん張り、それに応えるように周りの守備陣も好プレーで支え全員一丸となり勝利しチーム力を上げた。

次は決勝だ。この勢いのまま決勝戦にも望み、なんとしてもやまびこ完全優勝を成し遂げよう。