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千保ジャガーズ01201114
白根ファイターズ200013
教育親善リーグ2勝1敗で終了…

教育親善リーグの予選最終戦。決勝トーナメント進出の望みは途絶えたが、この試合に勝利して有終の美を飾ろう。

 

初回、千保Jの攻撃が無得点に終わると、その裏、内野安打やエラーにより2点を先制されてしまう。エラーなどで雰囲気が悪くなると、それが連鎖してしまうという千保Jの悪いパターンの序盤立ち上がりであった。

 

それでも、打線がカバーし2回にイブキのタイムリー、3回には四球で出塁したシュウタロウが二盗後、タカラの送りバントで三塁に進み、次打者の内野ゴロの間に本塁を陥れるという小技も駆使した攻撃で2点を奪い逆転に成功。

 

3回終了時点で3-2という僅差の展開。

 

そして、この中盤までの接戦から、一気に流れを変えるビッグプレーが起きたのは4回裏であった。

四球で出塁した走者が二塁に進み、二死二塁と一打同点のピンチを招くと、続く1番打者の打球はセンター前へのクリーンヒット性の当たり。やられた…。誰もが1点を覚悟したその瞬間、センターのシュウタロウ、この打球を前進して捕球すると、躊躇することなく一塁へダイレクト送球。間一髪のタイミングだが判定は…。審判のコールはアウトだっ!喜ぶナイン、皆でシュウタロウを向かい入れる。この試合のターニングポイントとなるビッグプレーを演出したのだ。

アウトにしたからだけではない。セーフであれば走者の生還を許し、さらに暴投なら逆転のランナーを得点圏に進めてしまうリスクもある中で、迷うことなく一塁への送球を試みたシュウタロウの勇気ある判断。試合の流れを変えるには十分すぎる程のプレーであった。

 

続く5回表、先頭はシュウタロウだ。期待通り、センター頭上を越えるツーベースで出塁すると、その後、案の定打線が繋がり、この回だけで10安打を放ち11点を奪った。

 

5回裏はタイチからタクマへ継投し、試合終了。

 

一つのプレーで試合展開はいかようにも変わる。

つい先日、悪い流れを断ち切れず、ずるずるいってしまった経験しているだけに、今日のような試合を経験できたのは大きい。5年生チーム、何かを得たはずだ。今後一皮むけた戦いを期待せずにはいられない。