123456TOTAL
千保ジャガーズ0000303
綱島リバース02002×4
KBBA新人戦 ブロック決勝で無念の敗退・・・

いよいよKBBA新人戦のブロック決勝だ。今日の相手は港北区の綱島リバースさん。

港北区…、そう現U5チームは不思議なことに要所要所で港北区のチームと対戦してきた。昨年度のわかば杯、今年度の関東学童横浜市新人戦、ともに港北区のチームにあと一歩のところで苦杯をなめてきた経緯がある。(こっちが勝手に思ってるだけだが)この因縁の対決、今回こそは勝利したい。

初回の攻撃、先頭のシュウタロウが四球を選び出塁するも後続が凡退に倒れ無得点。

1回の裏は、先発の4年生タイチ、先頭打者にクリーンヒットを打たれるも、次打者の初球に試みた二盗を、同じく4年生キャッチャーのタクヤが二塁へダイレクト送球でタッチアウト!二番打者にも安打を打たれていただけに、この走者を刺していなければ大量失点につながっていたかもしれない。タクヤのナイスプレーだ。そして後続を斬って取り初回を無失点で切り抜ける。

2回裏は、簡単に二死を奪うも、その後ここまで安定した守備をほこってきた内野陣に乱れが生じ連続失策、そして連続ワイルドピッチで強豪相手に何とも痛い2点を献上してしまう。

3回、4回は、千保Jはともに二死を取られてから安打を放つものの無得点。

逆に、相手にはともに先頭打者に安打を浴びるものの、後続を全て内野ゴロに打ち取ると堅い守りで無失点で切り抜ける。U5チームはこの堅い守備でここまで勝ち進んできたのだ。この日もナイスプレーが続く。

4回を終えて0-2 緊迫した投手戦だ。次の1点がこの試合の命運を分けることになるのではないか。

終盤となる5回表。このままでは終われない。一死から、次打者は気合の入るキャプテンタクマ。渾身の一打はライト横をライナーで抜ける二塁打となる。その後、二死から主砲タクヤが三遊間内野安打で好機を広げると、ソウタ、ケンシンが連続四球を選び1点を返す。続く打者はイブキ。ベンチのあと1点という想いを一身に受け、並々ならぬ気合で入るこの打席でなんと驚異的な粘りをみせる。追い込まれながらもイブキは連続ファールで粘る。一方、制球の良い相手投手も根負けせずストライクを投げ続ける。カウント3-2からなんと8球連続ファール。とてもU5とは思えない程の、互いに譲らない一進一退の真剣勝負。ベンチも熱くなる。ガンバレ、イブキ!

実はこのイブキ、この驚異的な粘りは今回が初めてではないのだ。昨年度の公式戦でも同様の粘りをみせている。イブキなら何とかしてくれる。ベンチの期待を受け、投じた16球目、イブキはバットを止めた…判定はボール!際どい球を見極めた、イブキの集中力が勝ったのだ。これで2-2の同点。押せ押せムードの中、続く3年生タカラもカウント1-2と追い込まれながらも必死に粘る。最後は死球を選びついに3-2と逆転に成功。

さあ、あとは抑えるだけだ。しかし、5回裏、ここまで粘りのピッチングをみせていた先発のタイチ、簡単に一死を奪うが、次打者を内野ゴロエラーで出塁を許すと、その後内野安打を打たれピンチを招く。そして次打者のスクイズが絶妙なバントとなりこれがツーランスクイズとなってしまい一気に3-4と逆転を許してしまう。

6回表、最後まで粘りをみせたいものの、三者凡退に倒れ万事休す・・・。

3-4での敗戦となってしまった。

息詰まる投手戦であったが、この試合の失点は全てエラー絡みであった。そして打線は初回以外は先頭打者が出塁できず、好機が広がらなかった。

反省点は多いがそれでも選手たちは本当に頑張った。試合後涙を浮かべる選手達。勝利への執着心をみせていたが故の涙だ。

負けは悔しいけど皆の成長は実感できた。みんなナイスゲームをありがとう。そして、綱島リバースさん、素晴らしい試合をありがとうございました。この先も勝ち進んでください!