12345TOTAL
お三の宮ヤングスターズ031026
千保ジャガーズ112127
南区学童春季大会 初戦突破!!

春の訪れとともに待ちに待った球春到来だ…。ついに新たなシーズンの幕があけた。

今まで頼りにしていた6年生が卒団した今、新6年生が中心となり新たな千保Jの歴史を刻むのだ…。そして一冬越え一回りたくましくなった姿を見せてほしい。

新人戦はあと一歩というところで苦杯をなめたこの南区学童大会、今度こそ優勝旗を我らの手に…。初戦はやまびこ新人戦でも投手戦を繰り広げた、宿敵 お三の宮ヤングスターズ。

 

大事な初戦、先発のマウンドを託されたのはキャプテンケイタ(ス)。初回から気合がはいる。なんと三者連続三振を奪うというこの上ない立ち上がりを見せる。

このキャプテンの快投で流れを引き込みたい千保Jはその裏、先頭のシュウタロウがセンター前ヒットで出塁。続くタクマの犠打もありランナーを3塁に進めると、ツーアウトから4番ハルキの振り抜いた打球はセカンド横のライナーとなり、そのままま右中間を抜ける先制タイムリーとなる。先日の練習試合で特大ホームランを放ち自信をつけた主砲のバットが火を噴いたのだ。

 

続く2回、このまま流れに乗りたいところだが、先頭打者に内野安打で出塁を許したところからリズムが狂ってしまう。内野守備陣の乱れや三者連続四球もあり3点を奪われ逆転を許してしまう。 

絶対負けられない初戦、点を取られても取り返せ…。2回裏、四球からチャンスをつかみ1番シュウタロウが右中間のタイムリーヒットを放ち2-3と1点差に詰め寄る。

 

しかし、3回表に追加点を奪われ2-4。その裏の千保の攻撃。先頭の4番ハルキが痛烈なレフト前安打で出塁。後続も出塁しランナー2・3塁となったところで、次打者タイチへのサインはスクイズ。これを投手前に転がし一塁送球される間に、二塁ランナーのケイタも躊躇することなく本塁突入すると間一髪セーフ。日頃の練習の成果を発揮しツーランスクイズが決まり4-4の同点となる。

 

続く4回、イブキ、シュウタロウの連続安打にタクマの絶妙の犠打が決まりチャンスを広げると、キョウスケの内野ゴロの間に今度はイブキが俊足を飛ばしホームイン。5-4と逆転に成功。湧き上がる千保ベンチ。

 

5回表、時間制限が近づく中、なんとか抑えたいという思いと裏腹に、安打、四球でピンチが広がると、今度は逆にスクイズを決められ5-5同点。すると、浮足立つ中、バッテリーエラーも重なり5-6。再び逆転を許してしまう。

 

後がない。逆境の時こそ真価が問われるんだ…。5回裏、先頭がエラー出塁し二死2塁と攻めると、続くは1番シュウタロウ。この日は既にクリーンヒット2本を放ち乗りに乗っている。ツーストライクと追い込まれ続く3球目は外角いっぱいに…これに迷うことなくバットを振り抜くと打球はライト前安打となり二塁ランナー生還し6-6の同点となる。この土壇場の際どいところでシュウタロウが意地をみせた。勢いに乗る千保ベンチ。その後、タクマ四球の後二死2・3塁となり、ここで迎えるのは3番キョウスケ。ここまで無安打ながら勝負強い打撃が持ち味のスラッガー。押せ押せのムードの中初球を振り抜くと白球は高々とセンター後方へ。落ちろ…!皆の願いが通じたか伸びる打球にセンター追いつかない…。逆転だっ!歓喜の中シュウタロウがホームを踏むと、時間によりゲームセット。

 

手に汗握る接戦を、逆転勝利で見事初戦突破を果たした。

 

苦しいシーソーゲームであったが、こういう試合展開をものにしたのは大きい。経験値も上がるはずだ…。選手は本当によく頑張った。しかし、守備面などに反省点もあったので、個人個人がしっかり意識を持ち練習を行い、ベスト4をかけた3回戦へ臨もう!