1 | 2 | 3 | TOTAL | |
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山内フェニックス | 0 | 0 | 0 | 0 |
千保ジャガーズ | 5 | 0 | 5X | 10 |
4月。進級して初の公式戦、YBBL春季大会が開幕した。
予選第12ブロック シードで迎えた初戦の相手は都筑区の山内フェニックス。
初回、この試合の先発は5年生チーム主将のタクマ。公式戦初先発となる。
小さな身体から投げ込まれる勢いのあるボール。
しかし立ち上がり、先頭バッターをフルカウントと追い込むも最後のボールがわずかに外れフォアボール。いきなりのランナーを背負う展開。
するとこのピンチを救ったのは同じく公式戦初マスクをかぶった副主将ハルキ。
盗塁を企てる相手ランナーを刺すセカンドへのストライク送球。これで1アウトランナー無し。
このプレーですっかり落ち着きを取りもどしたピッチャーのタクマ。続くバッターをピッチャーゴロ、3番を三振に斬って取り初回を見事0点に抑える。
その裏の攻撃。
1番シュウタロウ、2番タクマがフォアボールを選んで出塁。すかさず盗塁。いきなりノーアウト2・3塁のチャンス。相手ピッチャーにプレッシャーをかけると牽制悪送球の間にシュウタロウがホームを陥れ1点を先制。続くキョウスケの打席、サードへの内野ゴロの間にタクマが帰り、これで2−0。
更に4番ハルキの打球はセンターへの鋭いライナー性の当たり。これが野選で出塁し三塁まで進塁していたキョウスケを帰すに十分の犠牲フライとなる。3−0。
攻撃の手を緩めない千保打線。
5番ケイタが歩くと7番タクヤ・8番タイチの4年生コンビ。いずれもレフト方向への鋭い当たり。連続ツーベースで2点を加える。5−0。
これで一気に千保ペースへ。試合を有利に進める。
2回の守り。先頭バッターにヒットを許しこの回もノーアウトのランナーを背負う。
ここで再びハルキ。投球がワンバウンドとなったスキに盗塁を試みるランナーをここも刺してみせる。
バックにもり立てられ調子を上げていくタクマ。安定した危なげないピッチング。
ランナーを出すも後続をしっかりと抑え、2回・3回も0点でピシャリ。
守りのリズムが攻撃のリズムへ。
3回の攻撃。先頭キョウスケがレフトオーバーのツーベースで出塁すると一気に攻め立てる。
1点を追加し、更にノーアウト2・3塁のチャンスにバッターボックスにはタクヤ。
「やるぞ!」これまでも何度も披露してきたここぞという時の職人芸。絶妙に三塁線に転がすスクイズバント。2ランスクイズを成功させ、これで8−0。
チャンスは続く。更に2・3塁のチャンスに今度は8番イブキ。
2ナッシングと追い込まれてからの3球目。前進守備の間を抜くレフト前へのクリーンヒット。
これでランナー二人が帰り10−0。規定により3回コールドでゲームセット。
投げては初先発タクマのナイスピッチングで3回を0封。
攻めては4年生コンビの活躍などで10点を奪い快勝。
YBBL春季大会の予選ブロック。初戦を見事に突破した。
この勢いのまま、去年成し遂げることができなかったYBBL本戦出場を必ずや果たしてほしい。
ガンバレ、新生千保ジャガーズ!