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お三の宮ヤングスターズ00000369
千保ジャガーズ00011103

3位決定戦トーナメントに回った南区学童秋季大会。

勝ち上がり迎えた3戦目の相手はお三の宮ヤングスターズだ。

 

この日の先発はハルキ。

立ち上がり、コントロールが定まらない。

フォアボールとデッドボールで1アウト満塁のピンチを迎える。

ここでバッテリーミス。パスボールで突入する相手ランナー、しかし間一髪アウト。

これで落ち着きを取り戻したか、最後はバッターを見逃し三振に切って取りこのピンチを無失点で切り抜ける。

すると徐々に落ち着きを取り戻すピッチャー・ハルキとキャッチャー・キョウスケの千保バッテリー。

フォアボールでランナーは出すも要所を力のあるボールできっちりと締めていく。

5回までノーヒットノーランのナイスピッチング。

 

一方の攻撃、得点圏にランナーすすめるもあと一本が出ない。3回まで両チームとも0が記録されていく。

4回の攻撃、先頭の4番ハルキがライトオーバーの2ベースで出塁するとすかさず三盗。ノーアウト3塁、先制のチャンスを迎える。

ここでバッターボックスには女房役のキョウスケ。

1-1からの3球目。前進守備の間を抜けセンター前へ。力投するハルキをホームに迎え入れる意地の先制打を放つ。

つづく5回の攻撃。先頭バッターが出塁し、再びノーアウト2塁のチャンス。

ここで2番ユウキ。6年生の意地を見せろ。

2ナッシングを追い込まれてからの3球目。見事振り抜いた当たりは左中間を真っ二つ。

熱投ハルキに2点目をプレゼントする。これで2-0。試合を有利に進める。

 

続く6回の守り。ここまでノーノーペースのハルキ。しかし、球数は80球を超えていた。

先頭バッターをエラーで塁に出すと、ノーアウト2塁のピンチ。

ここでこの試合初ヒット、1点を返される。更に続くバッターにも外野に運ばれ2-2、同点とされてしまう。

なおも1アウト2・3塁のピンチ。やはり来た。図ったように2ランスクイズ。

これで2-3勝ち越しを許す。二人目のホーム突入は阻止。なんとか次の回に望みをつなぐ。

 

6回裏千保の攻撃を迎え、2-3。1点ビハインド。

残り時間はわずか。なんとかこの回に追いついておきたい。

この回の先頭バッター、前の回から守備についている4年生タイチがセンター前への火の出るようなクリーンヒットで出塁する。

確実に送って1アウト2塁とするも続くバッターは三振に倒れ2アウト2塁。

ここでバッターボックスには、前の打席でタイムリーを放っているユウキが立つ。

頼む。もう一度6年生の意地見せてくれ。11からの3球目。しぶとく食らいつき放った打球はライト線へ。

見事な2打席連続のタイムリー。土壇場で同点に追いつく。

チーム一丸。最後まで諦めない姿勢を見せる。

 

最終回、3-3の同点。ここまで緊迫の好ゲーム。同点に追いついた直後、リズムよく3人で締め最後の攻撃につなげたい。

再びマウンドへ向かうハルキ。

下位打線からの攻撃、しかしこの回先頭バッターをフォアボールで歩かせてしまう。

続くバッターは着実に送りバントを狙う。チャージをかけるサード守備、「セカンド間に合う」一瞬迷いが見えた送球、これが悪送球になってしまう。

最終回いきないノーアウト1-3塁の大ピンチ。

ここで千保ベンチ、ピッチャーの交代を決断。キョウスケがマウンドに上がる。このピンチ乗り切ることができるか。

しかし緊急登板のキョウスケ、先頭をフォアボールで歩かせてしまう。

その最後の投球がワイルドピッチとなり、相手チームに再び勝ち越しを許す。

その後もしぶといバッティングとバント攻撃。すっかりリズムを崩されてしまった千保ナイン、この回大量6失点。

 

「まだだ。逆転するぞ。」ベンチに走って戻るキャプテン・ケイタの声には力がこもっていた。

しかし6点は重く。ランナーは出すも得点にはつながらず。最後の一矢、報いることは叶わなかった。

 

これで南区学童秋季大会の敗者戦もここで敗退。大会が終わった。

グラウンドを抜ける風もすっかり冷たくなり、秋から冬へ、季節が変わろうとしている。

6年生にとって、残る大会も少なくなってきた。

千保を離れ6年生選抜チームでの活動も始まるが、千保のユニフォームを着ての試合、

一つでも多くの勝利を飾れるよう、6年生としての意地を見せてもらいたい。

最後まで、かけ抜けろ!ケイタ、ハルキ、ユウキ!!